June 2015: Southern Thailand

1) 国外逃亡者の帰国プログラム
2) ラマダーン前と開始後1週間の暴力事件数
3) 非公式和平対話

1) 国外逃亡者の帰国プログラム

15日、ナラティワート県の軍基地で、タイ国外へ逃避していた450人を超えるイスラーム教徒が当局と面会し、面会者たちが無事にタイに帰国できるように当局に陳情した 。面会は閉じられた環境下でおこなわれた。これら面会者の半数以上の人々にはタイで逮捕状が出されている、または、犯罪に関わった容疑がかけられている。深南部のイスラーム教指導者たちが逃避者の同取り組みへの参加に協力した。同面会は政府が主導する深南部コミュニティーとの信頼構築のための和平プロセスの一環で、首相府令第230/2558号における和平プロセスの第3段階に位置付けられる取り組みである。

SBPAC(南部国境県行政センター)が実施している国外逃避者の帰国を促すプログラムには、2012年の開始以降、1,400人以上の人々が参加し、その内、非常事態令下で逮捕状が出されていた約700人が 職業訓練を受けた後に社会復帰している。マレーシアには更に1,000人を超える国外逃避者が待機しており、取り組みが国外逃避から帰国した人々の身の安全を確保するものかを注視している。

2) ラマダーン前と開始後1週間の暴力事件数

ISOC第4管区は、ラマダーン前とラマダーン開始後1週間の紛争関連暴力事件は昨年度比で約73%減少した、と報じた。

また、ラマダーン期間中は、30のコミュニティ・ラジオ局の放送が許可された。

3) 非公式和平対話

ナックロップ和平対話政府代表団秘書官によると、非公式な和平対話がタイ政府と6つの武装勢力グループとの間でおこなわれており、進展もある。これまでに2度、マレーシアで非公式に対話がおこなわれたが、内容は公開されていない。

武装勢力側代表団には、BRNのハサン・タイップ氏の参加は見られず、その替わりに、同氏のチームの一 員である古顔が参加している。なお、双方の代表団の決め事により、対話参加者の氏名は公表されない。

なお、ラマダーン期間の停戦については、合意には至っていない。

次回の非公式対話はラマダーン明けにおこなわれる予定であるが、公式な対話がいつ始まるのかは定まっていない。タイ政府代表団は、現在は、非公式対話により、相互の信頼熟成を図っている段階であるが、今年末までに武装勢力と共同声明を出し、和平プロセスに着手することができると、楽観的な見方を示している。

一方、草の根レベルでも和平に関する対話が進められている。

 

モニター: 柴山信二朗
01 July 2015

 

註:上記内容は主に以下のWEBサイトの記事等を参考に、筆者が編集した。

Bangkok Post (http://www.bangkokpost.com/)
Deep South Watch (http://www.deepsouthwatch.org/)
Deep South Journalism School (http://www.deepsouthwatch.org/dsj)
Isra News Agency (http://www.isranews.org/)
Matichon Online (http://www.matichon.co.th/)
National News Bureau of Thailand (http://thainews.prd.go.th)
The Nation (http://www.nationmultimedia.com/)