January 2014

2014年01月(January 2014)

1) 10年間の暴力事件と犠牲者
2) 紛争孤児
3) 陸軍司令官の訪問
4) 投票妨害に対する訴え

1) 10年間の暴力事件と犠牲者

  3日および20日に国内治安維持部(ISOC)第4管区が報じたところによると、2004年1月4日~2013年12月31日の間、南部国境地域では暴力事件により5,926人が死亡し、10,593人が負傷した。また、同期間中に8,540件の暴力事件が発生した。死亡者のうち、3,461人がイスラーム教徒、2,431人が仏教徒だった(分別不明者あり)。

  2013年は615件の暴力事件があり、2012年の542件から増加した。暴力事件が最も多かった2007年(1,669件)以降、暴力事件は減少傾向にあった。

  また、2013年1月1日~同年12月22日の間に320件の爆弾事件が発生した。ナラティワート県が最多で129件、続いてパッタニー県で105件、ヤラー県で69件、ソンクラー県のテーパー郡、ナタウイー郡、サダオ郡で17件の爆弾事件が起こった。2012年に発生した爆弾事件は276件だった。

2) 紛争孤児

  11日にルークリーアン・グループが報じたところによると、南部国境地域紛争により、2004年1月以降の10年間で7,312人が孤児となった。

3) 陸軍司令官の訪問

  22日、プラユット陸軍司令官は南部国境地域を訪問する。同司令官は週1回のペースで南部国境地域を訪れていたが、ここ数カ月はバンコクでの政治的混乱のため訪問していなかった。

4) 投票妨害に対する訴え

  31日、南部国境3県の選挙投票者グループは、PDRC(People’s Democratic Reform Committee)に対して、2月2日総選挙の投票箱と投票用紙を返却するよう求めた。投票箱および投票用紙はPDRCが取り囲んでいる第9地域郵便局に留保されている。

 

註:上記内容は主に以下のWEBサイトの記事を参考に、筆者が編集した。

Bangkok Post (http://www.bangkokpost.com/)
Deep South Watch (http://www.deepsouthwatch.org/)
Deep South Journalism School (http://www.deepsouthwatch.org/dsj)
The Nation (http://www.nationmultimedia.com/)
Matichon Online (http://www.matichon.co.th/)

タイ南部国境地域での主な出来事(2014年1 – 2月)
柴山信二朗 帝京平成大学 助教